孤独

生きとし生けるものはすべて孤独である。
なぜなら個と個は混ざり合わない。
人と気持ちをつなげても、すべてを察し、すべてを理解することは不可能。

人の価値観は様々で、同じ事象でさえも人によって捉え方も感じ方も見方も全て違う。
たとえ人の心の中をのぞき見れたとしても
そこに見えるものをどう捉えるかは、個々人によって違う。
だから、人の心をすべて受け取ることは不可能。

どんなにことばを並べて自分の気持ちを伝えたとしても
発した瞬間、それは形を変えて他の人のもとに届く。
形をかえないものは心の中に。
ことばとして、形として表せば、それはすでに違うものとなっている。
だからこそ、すべてを理解し、うけとめることは難しいし、不可能。
だが、それが、人を理解し受容し、互いに手をとりあわないことにはつながらない。

わからない。
ならば、わかるよう努力せよ。
気に食わない?
それは相手を受け入れる心があなたにないから。

どんなに傍目に悪いものだとしても、
それが悪いか良いかを決めているのは、あなたの感覚にすぎない。
あなたの感覚、感情がそれを良しとしていないだけ。
それを相手のせいにしてはいけない。
あなたの心の中の問題。

人をかえることなど、人にはできない。
あなたの力が変えたのではない。
あなたが発したことば、行動がきっかけになったとしても
かわったのは相手の力。

人は人の心の中を見るべきではないし
変えようと思ってはいけない。
その人それぞれのスピードと
その人それぞれの心、順序、流れがある。
人が人を理解することは不可能だけれど、
理解しようとすることは存分にしてほしい。
人は孤独だけれど、孤独だからこそ人とつながりたがる。

理解し受け入れること。
互いに影響しあい、自分の力でかわっていくこと。
孤独な人々は、その中で自らの寂しさをうめ、心を強くしていく。
孤独を愛し、孤独とともに生き、
人々と語らいなさい。
それが人としての姿である。

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